まだ復活祭休暇の予定が決まっていないなら、私達からいくつか週末の過ごし方を提案します。

3月はもう春の始まりです。春には日も長くなり、イタリア中に新緑の香りが漂い、花が咲き始め、気温も上がって過ごしやすい日が続きます。そしてフィレンツェとその近郊でも色々なイベントが開催されます。

復活祭にちなんだ祝日

3月25日 枝の主日
4月1日   復活祭
4月2日   天使の月曜日(パスクエッタ)

復活祭はフィレンツェを満喫するのに最適な祝日です。街をぶらぶら歩いたり、時には美術館に入ってみたりしてもいいでしょう。

この時期の伝統的なイベントはなんといっても”Scoppio del Carro “です。これはフィレンツェの古い伝統行事で復活祭の日曜日の朝10時ごろに行われます。このイベントの起源は初の十字軍遠征の時代に遡り、300年以上にわたって続けられています。” Brindellone” と呼ばれる高さ9メートルの山車が牛に引かれ、プラート通りからドゥオモ広場までやってきます。11時のミサの間にフィレンツェの大司教が祭壇から”Colombina” (精霊の象徴である白鳩の形をしたロケット)を放ち、これが線を伝って教会を通りBrindelloneに到達し内部の花火に点火します。伝統によると、colombinaがこの全ての行程を支障なく終えることができればその年は幸運に恵まれると言われています。

それから、”il Mercato Manodopera” というマーケットもあります。サンタクローチェ広場で3月31日から4月2日まで行われている、手作り品のマーケットです。ここでは職人がその技を披露すする、かんなを使った木工芸品のディモストレーションで、コマやペンや入れ物やまな板などに命を吹き込む作業を見ることができます。また、陶芸で器などを作るディモストレーションもあります。

その国を知るには、やはり食文化の伝統にも触れなければなりません。フィレンツェのお菓子屋さんでこの時期に見るお菓子に Colombaがあります。これは、ドライフルーツ入りの膨らんだ甘いパン生地をアーモンドとお砂糖で覆ってあるもので、クリスマスのパネットーネやパンドーロのようにイタリア中で復活祭に食べられているお菓子です。

もし美術館に行くなら、復活祭休暇の間は大抵のフィレンツェの美術館は月曜日でも特別に開いていますので覚えておくと良いでしょう。

もし他にも知りたいことがあったら連絡してください。喜んでフィレンツェ情報をお話しします。