フィレンツェには他のイタリアの街と同じように教会がたくさんあり、italianme の講師と一緒に見学してその歴史や中にある美術品を堪能することができます。専門の講師が引率しますからきっと理解が深まることでしょう。偉大な芸術家の作品はその多くが教会や家族の礼拝堂、それから市民の信仰の場を装飾するために注文されたものでした。このためフィレンツェの芸術遺産を理解するには教会を訪れる必要があるのです。
フィレンツェの主要な教会
街の信仰の中心であるドゥオモ広場では、前時代にフィレンツェの旧聖堂があった場所に作られた、花の大聖堂の見学が可能です。その旧聖堂とはサンタレパラータ教会で、現存している部分は地下聖堂としてみることができます。もし体力に自信があるならクーポラの上まで登ってみてください。フィレンツェの素晴らしい景色を堪能できます。ただしエレベータはありませんからクーポラ内部の螺旋階段を463段登らなくてはなりません。そのかわり登る時にはバザーリのフレスコ画に触れるほど近くを通ることができます。もう一つの絶景はジオットの鐘楼の上から眺めることができます。もちろん、洗礼堂の見学もお忘れなく!
サンタクローチェ教会には毎日たくさんの観光客が訪れます。何故ならそこにはたくさんのフィレンツェとイタリアの偉人の墓があるからです。そのうちミケランジェロ、ロッシーニ、マキャベリそしてガリレオガリレイは、異端審問のためキリスト教徒としての埋葬が認められたのは1737年になってから(ミケランジェロの没後95年)でした。また、ダンテの墓もありますがこちらはモニュメントだけで、実際にダンテはここに眠っていません。何故なら、彼はラベンナに埋葬されているからです。
毎年サンタクローチェ教会前の広場では当時の衣装とやり方そのままにフィレンツェの歴史的サッカーの試合が行われます。これは今のサッカーの元になったスポーツだと言われています
サンタクローチェ教会は1966年の洪水によって多くの被害を受けました。
サンミニアート アル モンテ教会はフィレンツェの高台にあり、ドゥオーモ、ベッキオ宮殿、サンタクローチェ教会、そして古い時代の面影を残すばかりとなった市の外周壁が一望できます。近くにはピノキオの作家であるカルロ ロレンツィーニといった多くの偉人たちが眠る墓があります。
メディチ家礼拝堂はメディチ家の教会であったサンロレンツォ教会のモニュメントの一つで、メディチ家の霊廟があります。